
畳について

畳のいろいろをご説明します。


畳
畳替えと価格
畳替えとは
畳をキレイにする方法には「新畳」と「表替え」と「裏返し」の3種類あります。
「新畳」とは
畳床あわせ、全体を新しく変更します。変更の目安として畳に適度な弾力性がなくなった場合や、表面の凹凸や大きな隙間が目立ったら新しくしてください。
「表替え」とは
畳床をそのまま生かして新しい畳表に取り替えます。表替えや裏返しの場合、畳縁も替えます。
「裏返し」とは
新畳の状態から数年たつと日焼けが出てきます。傷みが出始めたら裏返してキレイな側を表にします。ただし、畳表の傷みが激しい場合裏返しが出来ないことがあります。

畳替えの価格
表替え: 畳の表面を張り替えます。
表面とへりを張り替え、品種やへりのデザインも変更することが可能です。
裏返し: 畳を裏に返します。
現在お使いの畳表を「裏返し」して、キレイな面にします。へりは、お好みのデザインをお選びいただけます。
新畳: 畳を新品にします。
設置する部屋の寸法を測り、新しい畳を作ります。畳床は、発泡スチロールとワラのサンドイッチ製(スタイロ床)、純ワラ製、建材床(ボード製)などございます。
※消費税は別途発生いたします。
※表替え・裏返し・新畳は半畳の価格は1畳70%です。
※畳の価格は素材、サイズにより変化します。ご希望に合わせてお見積いたします。
※ワラ床・スタイロ床は別途料金発生いたします。
よくある質問と回答
畳の豆知識
畳のサイズ
本間間(ほんけんま)
京間や、六三間とも呼びます。(長さが6.3尺)京都、大阪、紀州から、中国、四国、九州に多く一般的には京間(きょうま)とも呼びます。(横95.5×縦191㎝)
三六間(さぶろくま)
巾3尺で長さが6尺が語源となっており、名古屋、岐阜地方から福島、山形、岩手や北陸地方の一部、沖縄、奄美大島に多いです。(横91×縦182㎝)
五八間(ごはちま)
長さ5.8尺あり、関東、東北、北海道など東の大部分を含めていますが、現在ではほとんど全国的に散在しています。俗称江戸間(えどま)、田舎間(いなかま)と呼び、京間と並び代表的です。(横88×縦176㎝)
団地間(だんちま)
五六間とも呼びます。長さが5.6尺ほどで、近年新築された家屋に多くあります。特に団地に多いことからこう呼ばれます。(横85×縦170㎝)
畳表
畳表は「い草」を原料とし縦糸に麻、または絹糸で製織しています。い草は多年生の植物で、茎は針金状の約1.5mまで成長、葉はありません。(い草機能を備えた工場製品も登場)畳表に使用する部分は先端と根を落とした真ん中部分にあたります。
ご存知ですか?
畳表一枚に使用される「い草」の本数は、約4,000から5,000本です。最高級品には約6,000本から7,000本使用します。縦糸は、2.8mの長さのものが136本使われています。畳表の等級はい草の数と品質や長さと、使用する縦糸が麻、綿糸によります。高級品にはマニラ麻糸が使われています。高級畳表には成熟したい草を使用しますので、次第に色調に冴えを見せます。
畳が人にやさしい理由。
吸放湿性
人間が一晩でかいた汗の1/3は畳が吸収しています。さらに室内が乾燥すると畳は適度の水分を放出するという作用があります。
吸音性
畳床の中に含まれるたくさんの空気により、畳は余分な音を吸収します。フローリングでは下の階に響くような騒音も和室の畳は遮ります。
光の反射率
畳の部屋にはリラックス効果があります。それは「皮膚が感じる光」と関係しています。人間の皮膚は呼吸し、また光も吸収します。その際自分の皮膚に近い反射率の色を感じるとリラックスできるのです。畳の反射率は日本人の皮膚とほとんど同じなのです。
香り
畳の香りのほとんどは「い草」です。い草の香りには鎮静効果があると言われています。自然と呼吸が深くなり、リラックスできるのです。
畳表の価格が色々なのは、こんな理由があるからです。
い草の中身は「なかご」または「燈芯」と呼ばれるスポンジ質です。成熟した良質ない草は、丈夫で吸放湿性に優れています。それにより見た目だけでなく優れた効果を発揮するのです。環境と愛情の伴った有機栽培畳表は最高です。